年末にぎっくり腰になった話
昨年末のクリスマス前にいわゆる「ぎっくり腰」になりました。
仕事で電話をしている時に机の下の物を取ろうとして変な体制になった瞬間にソレは来ました。
「あっ」っと思ったのも束の間、腰を曲げられなくなりました。
30代半ばにして人生で初めて経験する腰の違和感にこれがぎっくり腰だとすぐに悟りました。
周囲の人たちも受話器を片手に変な体制から微動だにしなくなり。「あー!!」と叫んだ私をさぞかし訝しったことだと思います。寧ろ電話相手か・・・。
丁度時間的に帰る間際だったため、何とか椅子に座った状態からそのまま動かずにやり過ごし、雨傘を杖代わりにそそくさと帰宅。
その日は何とか杖を頼りに家にたどりつきましたが、驚いたのは就寝時。
痛すぎて眠れない、寝返りを打てない。
腰の骨が折れたのかと思うほどで、ひっくり返った亀みたいに起き上がれなくなったときは、思わず笑ってしまいました。
翌朝、すぐに病院へ。
レントゲンをとってもらったところ、健康な人は通常背骨がゆるやかなカーブを描くところ、私の背骨は素人目で見てもわかるくらいにまっすぐに近い形になっていました。
先生からは基本絶対安静ですが、注射の痛みに耐えられるならブロック注射をしますが・・・どうしましょうか、との提案。
ぎっくり腰がはじめてならブロック注射も当然初めての私にとって、「注射の痛みに耐えられるなら」というパワーワードが頭を巡ります。
直ぐにでも仕事に行かなければいけない旨を先生に伝え、注射の痛みの程度についてしつこく確認。
女性スタッフさんに失笑される程度にしつこく確認。
てか、ぎっくり腰でも会社に行かないといけない世の中てどうなんですかね、ほんと。
そんなこんなで、
「表現は難しいけど、採血の注射の1.5倍くらいかなー。」とようやく先生。
それで決心がついた私。
出てきたのは針渡り8cmの注射。
中の筋肉に刺すため、このくらいの長さが必要だとか。しかも2本。
決意を決めて刺してもらった感想としては、まさに先生の言うとおり採血の1.5倍くらいの痛みでした。
ただ刺さっている時間が長い!!
永遠に感じた時間も看護婦さんが他愛もない会話で和ませてくれたおかげで何とか生還。
その後コルセットと湿布を処方してもらいました。
ブロック注射後もしばらくは痛みで歩くのもままならなかったですが、数日経過したら注射も効いてきてようやくまともに歩けるまでに回復。
本当に医療機関の皆様には感謝しかありませんでした。
どうやらぎっくり腰はクセになるみたいなので、しばらくは無理は禁物だそうで、
インナーマッスルをほぐす体操を継続するのが大切だとか。
筋トレは毎日していましたので、筋肉はそこそこついている方だと思っていましたが、やっぱりストレッチやインナーマッスルがないと怪我をするのだなとつくづく感じました。
これを機に新年はストレッチやインナーマッスルを鍛える方に重きを置いていきたいと思います。
ちなみに後日談として、湿布の貼りすぎでめちゃくちゃ皮膚がかぶれて今もかぶれのかゆみに苦しまされていますが、そんな時はかゆみ止めと併せて氷枕や保冷剤で冷やすとかなり痒みがマシになりますので同じ目に遭われた方にはオススメです。
てか、ならないようにするのが一番ですね。